小山 さくら
営業職 DX事業部

小山 さくら

新卒入社:2年目
(※2025年8月時点)

「正解はない。でも、動けば見えてくる。」裁量ある現場で育った新卒2年目の視点

就活生時代、飲食業界でのアルバイト経験と経済学の学びから「情報の非対称性」に課題意識を持ち、グローバーに入社した小山さん。
入社2年目にして、大手チェーンのサポート業務の中核を担いながら、社内の若手メンバーにも積極的に声をかけ、皆から頼られる存在です。
「正解がないからこそ、考えて動くことが成長に変わる」――そう語る小山さんのキャリアと等身大の想いに迫ります。

「現場の課題感」と「情報格差」が、就職先を決める軸だった

「現場の課題感」と「情報格差」が、就職先を決める軸だった
ー グローバーに入社した決め手は何でしたか?

大学時代に4年間、飲食店でアルバイトをしていたんです。水栓からの水漏れの臭いや食洗機の不具合など、 店舗の“設備の困りごと”が放置されていることが多くて、現場レベルでの課題感を強く感じていました。

加えて、経済学部で「情報の非対称性」について学んでいたこともあり、修理を依頼する側と業者側の情報量の差にもどかしさを感じていました。 そんな中で出会ったのが、QナビORDER(以下、Qナビ)を通じてそのギャップを解消しようとするグローバーのビジネスでした。

最終的な決め手は「人の良さ」ですね。面談でお会いした社長や社員の方々がみんな本当に笑顔で、熱量もあって。「この人たちと一緒に働きたい」と自然に思えました。

裁量の大きさに驚いた入社直後。「でも、それが武器になる」

ー 入社してから感じたギャップや、立ちはだかった壁はありましたか?

ポジティブでもあり、ネガティブでもあるのが「どこまで自分で考えて動くか、という裁量の大きさ」でした。
ベンチャー企業だからある程度は覚悟していましたが、想像以上に自分で考えて、自分で動かなければならない環境で……。最初は戸惑いましたね。

特に営業配属の初期は、正解が見えない中でお客様の課題を整理し、提案を考えて、それを分かりやすく伝えるという一連のプロセスがとても難しくて。一時期はかなり悩んでいました。

でも、先輩に教わったり、営業のトークを真似してみたりしながら、少しずつ自分なりのスタイルができてきて。今では「あの時の経験があったから今がある」と思えています。

現場の声に向き合い、仕組みの裏側を支える毎日

現場の声に向き合い、仕組みの裏側を支える毎日
ー 現在の業務内容と、日々のやりがいについて教えてください。

今は、某有名うどん店さまの導入支援を担当しています。このプロジェクトは、これまでにない新しい取り組みです。前例のないプロジェクトということもあり、正直、大変なことも多いです。
毎日数百件単位で入ってくる修理依頼を、Qナビ上で受けて手配先を選定し、進捗管理・報告書提出・問い合わせ対応など、一連のオペレーションを本部の方と連携しながら進めています。

一見システムで自動化されているように思える部分も、実は多くの確認作業が必要で、人の判断が欠かせないところも多いんです。特に厨房機器メーカーへの依頼はQナビが未対応な部分もあり、私たちが直接連絡を取って対応しています。

某有名うどん店さまにとって重要な“ゆで釜”のトラブルを、その日のうちに解決できたときなど、「本当に助かったよ!」と現場や本部の方に感謝された瞬間は、大きなやりがいを感じます。

チームの“困りごと”にも目を向け、支え合える関係を築く

ー DX事業部の雰囲気やチームとの関係性について教えてください。

事業部全体で40名ほどいて、年齢層も若く、20代のメンバーがとても多いです。チームごとの垣根がなく、誰とでも気軽に話せるフラットな雰囲気があります。役職や雇用形態に関係なく自然に会話できる環境です。

今は新卒1年目の後輩がいるので、自分が入社当初に困っていたことや乗り越えた方法を伝えるようにしています。
新卒一年目の頃は、上司に話しかけづらいこともあると思うので、私から積極的に声をかけて「大丈夫?」って聞くようにしています。

私自身も、1年目の時には先輩に同行してもらって提案のコツを学んだり、フィードバックをもらって成長できたので、その恩返しの気持ちも込めて。

「営業力」と「開発知識」、どちらも手に入れたい

今後、挑戦してみたい領域や目標があれば教えてください
ー 今後、挑戦してみたい領域や目標があれば教えてください。

直近では、今担当している某大手飲食チェーン案件の運用体制をもっと整えていきたいです。
社員は4人だけで、他はアルバイトの方なので、属人的になりがちな対応をどう仕組み化していくかが課題です。ルールづくりやマニュアル整備、ノウハウの共有などを通じて、誰でも対応できる状態をつくりたいと思っています。

その先では、もともと営業力をつけたくて入社したので、課題発見・提案・実行の一連の流れをもっと磨きたいです。そのためには、Qナビ自体を深く理解する必要があると感じていて、将来的には開発側の知識も身につけていきたいなと。

営業も開発もできる人材として、誰からも頼られる存在になりたいと思っています。

「やりたいこと100%じゃなくても、学べることはある」

ー 最後に、グローバーに興味を持つ就活生にメッセージをお願いします。

グローバーは、裁量が大きく、成長できる環境です。
特に若いうちから大手企業に関わる機会が多く、社会人としての体力も営業スキルも鍛えられます。

でも正直に言うと、学生気分のまま「教えてもらいたい」というスタンスでは厳しいかもしれません。仕事量は多く、変化も激しく、正解がないことも多いです。 だからこそ、「自分で考えて動ける人」や「困難をチャンスに変えたい人」にとっては、最高の環境だと思います。

今取り組んでいることが、もともと描いていた「やりたかった仕事」と100%一致しているわけではありません。ただ、今の仕事の中にも多くの学びや気づきがあるんです。与えられた環境の中で自分なりの意味づけをして、「この経験はきっと役に立つ」と信じて前向きにチャレンジしています。

どの会社に入っても、ギャップはきっとある。だからこそ「人」を見てください。
一緒に働きたいと思える仲間がいることが、働く理由になると思います。