小山 さくら
開発 開発事業部 QA担当

藤林 美岬

新卒入社:2年目
(※2025年8月時点)

「営業から開発まで。すべては“働く人”のために」ジョブローテーションが導いた私のキャリア

学生時代のアルバイト経験をきっかけに、「現場で働く人を支える仕事がしたい」とグローバーに新卒入社。 店舗営業から業者開拓、現在は開発部のQAとして活躍中。複数の部門を経験して見えてきた、キャリアとやりがいについて語っていただきました。

「面白いことやってるな」から始まった、グローバーとの出会い

「面白いことやってるな」から始まった、グローバーとの出会い
ー まず、グローバーに入社した決め手を教えてください。

就活の軸は、「働く人の環境をより良くできるような仕事」でした。

大学時代に飲食店で3年間アルバイトをしていて、現場で働く人たちがどれだけ忙しく、限られた人数で回しているかを実感していたんです。

そうした中で、グローバーが飲食店向けに店舗メンテナンスの課題をDXで解決する事業を展開していると知り、「これは自分の経験にも通じるし、共感できる」と思いました。
働く人を支えるという意味で、自分がやりたいこととリンクしていると感じたのが入社の決め手でした。

ー 大手志向の学生も多い中で、ブルーオーシャンの企業に惹かれたのはなぜでしょうか?
正直、大手って敷居が高い印象があって、あまり就活では見ていなかったんです。
就活イベントなどでいろいろな会社の話を聞く中で、「面白いことしてるな」と直感的に印象に残ったのがグローバーでした。狙っていたというより、出会いに近かったですね。

「手配にFAXや紙?」店舗営業で見えた、現場のリアルな課題

ー 入社後はまず店舗営業に配属されたそうですね。

はい。半年間、飲食店や小売店などの本部のお客様にQナビORDER(以下、Qナビ)をご提案する営業をしていました。
テレアポや商談でヒアリングして驚いたのが、メンテナンス領域がとてもアナログだったこと。FAXや紙のやり取り、Excel管理……まだまだ課題だらけだと実感しました。

ー 現場での営業は大変ではありませんでしたか?

テレアポは初めてで、最初は不安もありました。でも、インターン経験のある同期にロープレを頼んだり、スクリプトをみんなで改善したり、チームで乗り越えましたね。

量と質のバランス。業者開拓で学んだ“仕組みづくり”の力

現場の声に向き合い、仕組みの裏側を支える毎日
ー 次に配属されたのが「業者開拓」だったそうですね。

はい。2022年の10月から、業者開拓チームに異動しました。

全国でQナビを使ってもらうためには、協力してくれる業者さんをたくさん集める必要があるのですが、社員2人だけでは期限までに目標数を達成するのが難しい状況でした。
そこで、インターン生にも積極的に動いてもらえるよう、面談や業務評価、昇給制度を整えて、モチベーション高く取り組める体制をつくりました。

また、「とにかく数を増やす」だけではなく、対応エリアや作業内容に偏りが出ないようにする必要もありました。

たとえば、「関東ばかりで東北に業者がいない」といったことが起きないように、都道府県別で業者数をスプレッドシートで可視化し、地域や作業ジャンルの偏りがないようにバランスを見ながら整えていきました。

ー インターン生のマネジメントまで経験されたんですね。

はい。2週に1回の面談、昇給基準の設定、業務評価など、裁量をもって任せてもらえました。

その中で「業務効率化」に目覚めて、関数やGASを使って業務を自動化したりもして。

「単純作業は自動化して、人がやるべき仕事に集中する」という考え方は、今の開発業務にも繋がっていると思います。

QAに異動。「引っかかっていたこと」に、自分で向き合える立場へ

ー そして現在は、開発事業部でQA(品質保証)を担当されているとのこと。異動の経緯を教えてください。

2024年の6月頃に部長から声をかけていただきました。

それまで営業や業者開拓の業務を通じて、「ここ、もう少しシステムで整っていたら現場がもっと楽になるのに」と感じる場面が何度かあって。どこかで引っかかっていたその違和感が、実は開発への興味につながっていたのかもしれません。

開発側からプロダクトをよくしていく立場に挑戦してみたいと思い、前向きに異動を決めました。

ー QA業務は未経験だったと伺っていますが、不安はなかったですか?

めちゃくちゃありました(笑)。
プログラミングは趣味で少しかじった程度でしたし、社内にQAの経験者もいない状態で、最初は調べながら手探りでした。
ただ、1ヶ月後に経験豊富な上司が加わってくれたことで、フォーマット整備やナレッジ共有が進み、体制が整っていきました。

ー QA業務に携わる中で、営業経験が活きたと感じる場面はありますか?

プロダクトマネージャーと一緒に要件定義に関わったり、お客様との商談に開発メンバーとして同席する際には、「どう使われるか」を踏まえた目線で話ができることを評価していただいています。

また、たとえシステム上は異常がなくても、「お客様が実際に使ったときに本当に使いやすいか?」という視点で見るようにしていて。
お客様の業務フローを思い浮かべながら、「この画面遷移、わかりづらいかも」「この表現、現場では伝わりにくいかも」といった観点でテストすることは常に意識しています。

「今」は自動化にチャレンジ、「未来」はまだ模索中。

今後、挑戦してみたい領域や目標があれば教えてください
ー 今後、挑戦してみたいテーマがあれば教えてください。

今は、テスト業務の自動化に挑戦中です。AIツールなども活用しながら、できるだけ人の手を離して、集中すべき業務に時間を使えるようにしたいと考えています。

また、カスタマーサポート(CS)の業務改善プロジェクトにも、開発メンバーの一人としてアサインされています。現状把握のためにCS業務の一つひとつを計測し、数値としてデータを収集。それをもとにチームで分析を行い、見えてきた課題や改善策については、社長も出席する全社的な会議の場でプレゼンする予定です。
プレゼンで出た意見も踏まえて、今後は具体的な改善施策の実行に移していく予定です。

業務改善のような領域にも関心があるので、開発だけでなく、横断的に会社全体の生産性を高めるような取り組みにも携わっていきたいです。

ー 将来的なキャリアビジョンはどのように描いていますか?
まだ明確ではないですが、「何か一つを極める」よりは、色々なことを経験してから決めたいタイプだと思っています。
プロダクトマネージャーなど、いろんな視点を活かせる立場にも興味はありますが、今はまず自分の強みや興味を深めていきたいですね。

就活生へのメッセージ「“整ってない”を楽しめる人に来てほしい」

ー 最後に、グローバーに興味を持っている就活生へメッセージをお願いします。

今のグローバーは、まだ整っていない部分も多いからこそ、いろいろ挑戦できる環境だと思います。「やってみたい」「改善したい」という気持ちがある人なら、活躍できると思います。
私自身も、年次が浅い頃から意見を聞いてもらえたり、裁量を与えてもらえたりして、「やってみよう」という気持ちを引き出してもらえました。
自分の強みを活かせる場所で働きたい人、変化を楽しみながら成長したい人には、グローバーをおすすめしたいです。