導入事例
「困ったら全部Qナビへ」発注時間が1時間から5分に。
現場で判断できる仕組みが、本部の業務を軽くした。

株式会社
イタリアン イノベーション
クッチーナ
- 企業名
- 株式会社イタリアンイノベーションクッチーナ
- 事業内容
- 飲食店の運営(複数ブランド展開)
- 導入店舗数
- 約19店舗
- 展開エリア
- 首都圏
Before 導入前
- 修理やトラブル対応のたびに業者探しから始まり、発注までに1時間以上かかっていた。
- 「誰に相談すべきか」が不明確で、現場が都度本部に確認しなければ進まなかった。
- 進捗状況が共有されず、本部もマネージャーも状況把握に時間を取られていた。
After 導入後
- アプリから5分で発注完了、業者の質も安定し対応がスピーディに。
- 「まずQナビORDERに相談する」運用で、現場が迷わず自走できるようになった。
- 案件の進行状況が見える化され、本部は即座に優先順位の判断・対応が可能に。
「どこに連絡すればよいのか」「この修理は誰に確認すべきか」といった“迷い”から、現場も本部も徐々に解放されつつあります。
首都圏を中心に複数の飲食ブランドを展開する株式会社イタリアンイノベーションクッチーナさまでは、各店舗のメンテナンス業務にQナビORDERを導入しています。店舗・本部・業者の三者間で発生していた煩雑なやりとりを整理し、現在では現場が“自己完結”できるほどの仕組みが構築されています。
本記事では、常務取締役の佐藤智章さまに、導入前の課題から定量的な効果、社内運用の実態までを伺いました。
CHAPTER 01
業者とのやりとりに奪われていた時間「結局、全部自分でやる羽目に」

QナビORDER導入前、本部で時間を奪われていたのは“業者とのやりとり”でした。
「例えば、内装や厨房機器のトラブルが発生した際、メーカーや施工業者が店舗ごとに異なっていました。しかも、多くの業者さまは本業が別にあり、修理対応が後回しにされることも多く、スケジュールの調整もなかなか難しかったのです。誰に何を依頼すべきかを整理するのに、毎回多くの時間がかかっていました」
と佐藤さまは語ります。
特に緊急対応が必要なケースでは、インターネット検索で見つけた業者に依頼することも多く、
「適正価格がわからず、結果的に割高な請求を受けることも少なくありませんでした」と振り返ります。
CHAPTER 02
QナビORDERとの出会い「決め手は“レスポンスの速さ”と“安心感”」
そんな中、電話営業をきっかけにQナビORDERを知ることになりました。
「最初はエアコンのトラブル対応からお付き合いが始まりました。電話でのやりとりからスタートし、実際に使ってみたところ反応がとても早かったのです。さらに、紹介される業者さまも“適正な金額感”で、これなら安心して任せられると思いました」
と佐藤さまは語ります。
当初は数店舗でのスモールスタートでしたが、その使い勝手の良さと対応スピードの早さから、導入は急速に広がっていきました。
CHAPTER 03
現場の判断負担を取り除く運用ルール「困ったら全部QナビORDERに相談しなさい」
導入にあたって最も苦労したのは、“何が緊急で何がそうでないか”を現場が正しく判断できなかったことです。
「緊急ではない修理まで“急ぎ”で依頼されてしまうと、当然ながら割高になりますし、業者さまにも無理をさせてしまいます。そこで、『緊急でない案件はまず見積もりを取ってから、慎重に進めよう』と運用を見直しました」
と佐藤さまは語ります。
また、以前は属人的だったルールも見直しました。
「以前は『これは誰に相談するのか』が都度異なっていたため、スタッフが迷う場面が多くありました。現在は『困ったらまずQナビORDERに相談しなさい』と明確に伝えています。その方が判断の負担がなくなり、結果的に業務効率も向上します」
CHAPTER 04
“1時間が5分”に変わる発注スピード。現場も本部も「困らなくなった」

QナビORDER導入後、最も大きな効果は「時間の削減」です。
「例えば1つの案件で、業者を探して電話をかけ、内容を説明し、金額を比較する……というプロセスには1時間以上かかっていました。それが今では、アプリから“ピッ”と送るだけで完了します。所要時間はわずか5分です」
と佐藤さまは語ります。
また、業者の質についても「以前のように不安な業者が来ることがなくなりました」と評価されています。Qナビ上で一定の品質が担保されている点も、安心して任せられる理由の一つです。
CHAPTER 05
“頼りすぎる”ほどに、浸透した文化
QナビORDERの使いやすさゆえに、スタッフが“ちょっとしたこと”まで依頼してしまうという副作用も見られました。
「たとえばゴムパッキンの交換など、本来であれば自分で対応してほしいレベルのことまで依頼するようになってしまいました(笑)。でも、それくらい現場にとって“頼れる存在”になっているということだと思います」
と佐藤さまは話します。
現在では「佐藤さん、これ頼んでますか?」と確認されることもなく、現場が自ら判断し、依頼・確認・報告までを自己完結できる仕組みが整っています。
CHAPTER 06
ダッシュボードで“止まっている案件”を即チェック

本部では、QナビORDERのダッシュボードを活用して、進行中の案件を毎日チェックしています。
「これについては止まっていても問題ない、これは少し危なそうだ」といった判断が瞬時にできるようになり、現場の状況を個別にヒアリングする必要もなくなりました。
情報がリアルタイムで“見える化”されたことで、本部はリスクを先回りして把握できるようになり、マネジメントにおける意思決定のスピードと精度も大きく向上しています。
現場と本部のやりとりもシンプルになり、「緊急度の高いものから優先して対応する」ための土台が整いつつあります。
CHAPTER 07
今後は“予防メンテナンス”と“定期清掃の一元化”へ
現状のQナビORDERは緊急対応を主軸としていますが、佐藤さまは「今後は定期清掃や設備履歴の管理まで含めた“一元管理”を期待しています」と語ります。
「たとえば、ある冷蔵庫について『7月10日に取手を修理、8月にモーターを交換』といった履歴が蓄積されていれば、“そろそろ不具合が出るかもしれない”という予兆がつかめます。予防的なメンテナンスができれば、さらに安心です」
とのことです。
CHAPTER 08
同業チェーンに向けて「迷わない仕組みを」
最後に、同じような課題を抱える飲食チェーンへのアドバイスを伺いました。
「10店舗ほどの規模で、専任のメンテナンス担当を置けない会社は多いと思います。でも、QナビORDERがあれば、“何か壊れたときに誰に連絡すればよいのか分からない”という不安から解放されます。現場も本部も“考えなくていい仕組み”が整うので、本当に頭を悩ませることがなくなりますよ」
と語ってくださいました。
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